新TurboLinux Home の発表

Turbolinuxの最新版はリナックス普及委員会とともに……

TurboLinuxの最新版が発表されました。とは言っても、現在出荷されているTL10F... の次のバージョンと言うよりは別の生産ラインと見た方がいいのかも知れません。
この記事でも述べられている通り、Linuxはサーバ用途とデスクトップ用途の2つがあり、そのうちデスクトップ用途としてはまだまだ一般的には敷居が高いものとなっています。
実際使ってみればそう大差無い部分が多く、ネット、マルチメディア、チャット等は苦もなく実行することができるのですが、巷にはWindowsユーザばかり、売っているPCもWindowsがプリインストールされたものばかり。自分でLinuxをインストールするにはやっぱり多少の知識がいりますから、敷居が高いのは仕方ないのかも知れません(Winだって、自分でインストールしろと言われたらやっぱり「どうしよう?」と思う人も多いはず。プリインストールされたPCが手軽に買えるのはデスクトップとしては強みですよね)。
そんな中、国内産Linuxディストリビューションとして様々な新しい事に挑戦して来たTurboLinux(実はライブドアが販売してたりw)。今回もWindowsabilityがかなり高くなってます。そう、我々日本人には馴染深い、そしてPCで行うことのとても多くなった作業、年賀状作りにスポットを当てたのです!
年賀状は今やPCで作るのが当たりまえとさえ思える時代です。PCの年賀状作成ソフトを使って宛名や住所を綺麗に葉書に印刷し、裏面もウィザード形式で手軽に作成する。冬にPCとプリンタをフル稼働という方も多いのではないかと思います。
ただ、Linuxでは年賀状アプリと言うのはほとんど聞いたことがありませんでした。Linuxのディストリビューションを作るのは大抵は欧米諸国。ゆえに年賀状と言う文化は無いんですよね。Word文書に高い互換性を持つOpenOffice.orgでは差し込み印刷機能を用いて葉書に宛名を印刷することは可能でしたが、葉書の裏面に対してはなんのテンプレートもなく、自分で作成する必要がありました。
それに対して今回TurboLinux HomeではWindowsでも超定番の年賀状ソフト、筆ぐるめを搭載。SSでしか窺い知れませんが、そのUIや機能等はWindows版と遜色無いように思えました。記事には触れられていないのですが、住所録との連繋等も気になるところです。Windows版とのデータの行こう等も手軽にできるようになっていると尚いいですね。あと、裏面の作成が手軽に行えることが大きいです。私も冬になると親に年賀状作成を頼まれるのですが、いかんせん芸術的センスが皆無な為(苦笑)、ウィザードに頼らざるを得ません。このときに限ってはWindowsで作業します。Linuxでは綺麗に作るのはその人のスキル次第になっちゃいますから、とんでもないことになっちゃいます(笑)
また、リンク記事の写真を見てもらうと分かるのですが、デスクトップも実にシンプルに構成されており、大きなかわいらしいアイコンで使用用途をぐっと絞っています。デスクトップ用途として使うのですから、ある意味で極端過ぎる程ベクトルを方向付けるのも手なのかも知れない、そう感じました。もちろん、自分で好きにカスタマイズしたい、あるいは色々なことがしたいからそんなしばらないでくれ、と言うことであればTL10Dと同様のデスクトップを選択することができます。様々なデスクトップ環境を用意できるのはLinuxの強みかも知れませんね。TurboLinux Homeのこのデスクトップを実現しているのはSuperKarambaと言われるものがベースです(私のblogでもかなり最初の頃に一度紹介しています)。MacOS Xのようなアクティブなデスクトップを構成することができる楽しいツールで、これからの普及に期待できるアプリの一つです。
ここまで来ると、もう大分Windowsとの垣根もなくなって来たな、そう感じる記事でした。
TurboLinux Home、これからLinuxがどのような方向に向かうのかを示すターニングポイントになり得るのかも。ちょっと注目です。




ただ、ちょっと気になったのはLinux普及委員会と呼ばれる会の会長さん(ってかマスコットガールですなw)の一言。「Linuxってウイルスが少ないって聞いたので…」とのくだりはちょっと気になりました。Linuxにウイルスが少ないと言うのは、云わば当たりまえなんですよね。だって、使っている人が少ないからわざわざウイルスを作ったって話題にもならず面白くないから。当たらずとも遠からず、ってとこではないでしょうか。TurboLinux Homeで唯一気に入らなかったのは、rootでなくてもシステム設定の変更が可能になっていること。個人で使う分にはそんなのは必要性薄いんではないの?という観点からこうなったのかもしれませんが、WindowsだってXPでAdministor権限でもってアクセス権限を分ける方向へ向かって来たのに、あえてここでLinuxの伝統とも言えるユーザの概念を逆方向へ進ませる必要があったのかな?と思います。まぁ、私の考えも今の一般的な感覚とはずれているのかも、とは思いますが、多少面倒でも、一般ユーザには権限を与えない方が無難な気がします。どうしてわざわざ分けているのか、その意味を分かって欲しいです。
と、気が付けば長々と書いちゃいました(苦笑) TurboLinux HomeがLinuxのデスクトップ進出にどれだけ影響を与えられるか、ちょっと楽しみです。
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  by code_air_edge | 2004-10-23 19:08 | Linux関連

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